ケフィアとヨーグルトの違い

ケフィアとヨーグルトの大きな違いは、その発酵のさせ方にあります。また、その発酵の違いや発酵温度の違い、乳酸菌と酵母のパワーで美味しさをもアップさせます。更に活きて腸まで届く機能性に優れたプロバイオティクスについて説明します。


複合発酵でおいしさアップ!

ケフィアヨーグルト

一般的に市販されているヨーグルトは、乳酸菌のみの単独発酵による発酵乳です。腸内の悪玉菌の増殖を抑え、悪玉菌が作り出す有害物質の生成を減少させるヨーグルトの力は、皆さんも知っていることでしょう。

たいしてケフィアヨーグルトは、乳酸菌と酵母の共生作用を利用して複合発酵させた発酵乳です。この乳酸菌と酵母、ふたつの力で美味しさもアップします。

一般のヨーグルトは発酵温度が高い(40℃〜45℃)ため、酸味が強く感じられますが、ケフィアヨーグルトの発酵温度は低く(25℃前後)ゆっくり発酵するため、酸味がまろやかになります。更に酵母は風味を引き出す力があり、さっぱりとしたさわやかな奥深い味わいを作りだします。これにより、酸味が苦手な人や小さなお子様も美味しくいただけます。


機能性に優れたプロバイオティクス

牛乳や乳製品には『乳糖』と呼ばれる栄養成分が多く含まています。小腸で作られる乳糖分解酵素が少ない人は乳糖を分解・吸収できないため、これがお腹がゴロゴロする原因になります。

発酵する過程で乳糖の大部分が乳酸や炭酸ガス、アルコールに分解されるため、牛乳を飲むとお腹がゴロゴロするという方も安心してお召し上がりいただけます。


人の腸内には約100種類100兆個もの細菌が住んでいますが、この細菌の中には、健康に有益な働きをする善玉菌と有害な働きをする悪玉菌がいます。善玉菌の代表格がビフィズス菌と乳酸菌です。これらの菌は乳酸や酢酸などの有機酸を産生し、その酸が腸の運動を促し、便通を整えます。

このように機能性に優れたプロバイオティクス(ビフィズス菌、乳酸菌などの摂取)が、体内の善玉菌を増やして腸内環境を整えて、病気になりにくい健康な体を作るのは勿論、体の中から綺麗にを目指します。


手作りケフィア